エコツーリズムでの「山」を詠んだ五行歌の参考例
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縄文杉のささやきが
濃密な空気をつくりだす
生きているだけでいい
あふれ出す涙の雫と
優しい雨が頬を撫でる
『旅の五行歌』より
神奈川
富田裕子
先年生きても
まだまだと言われる
屋久杉の足下
人間であることが
ハンデに思えてくる
『旅の五行歌』より
大阪
井上しのぶ
五色沼
あの静けさも
磐梯の山が
火を吹き
出来たとは
『旅の五行歌』より
大阪
小西正孟
真っ盛りの
ジャガの花が
蝦夷富士を
丸ごと
持ち上げている
『旅の五行歌』
北海道
石坂寿風